2022年 浜松まつり 初凧 お祝いの出張写真撮影をさせていただきました。
静岡県浜松市で5月のGWに行われる「浜松まつり」。
浜松市内の多くの町が参加し、町名を図柄化したカラフルで巨大な大凧を、町衆が巧みな糸捌きで青空に舞い上げる勇壮な「凧揚げ合戦」。
そして、お施主様のお子様のお名前が入った凧を揚げて、子供の成長を願い祝う浜松まつりの習わし「初凧」。
コロナ禍の影響でここ数年開催されていなかった浜松まつりですが、
今年2022年のGW、中田島会場の凧揚げが実施されました。
久しぶりの凧場での撮影ですが、今年は2件の初凧撮影のご依頼をいただき、
私は自分の町の法被をまとい、凧場へと撮影に行ってきました。
2022年5月3日は雲ひとつ無い快晴の青空。初凧が無事に大空に舞い上がりました!
例年、5月3〜5日のうち、1日程度は雨が降るのですが、2022年は3日とも晴れという貴重なパターン。
カメラマンとしても、雨による順延がなく助かりますし、キレイな青空背景の凧の写真はとても画になります。
浜松まつりの「凧場」での撮影で一番気をつけるのが「地面にあるタコ糸を踏まない」ということです。
凧場の中に入っていくと、凧を揚げる途中の「引き出してある糸」があちらこちらにあります。
この糸を踏むのは失礼なのはもちろんのこと、凧が急に上がったときに踏んでしまっていると凧揚げのタイミングの邪魔になってその町衆に大いなる迷惑をかけてしまいます。
また、踏んでいなくとも、地面の糸が急に上に跳ね上がることもありますので、糸をまたぐ場合はかならず糸の先頭(凧)と後方(糸車)の方向を確認します。
さらに凧が上がると、風向によって引き手が急に動くこともあり、凧場内で左右前後に移動することも多々あり、その場合は「タコ糸をうまく手ではらい」糸の下をくぐり抜けるけ走るという、体力と瞬発力も必要な撮影なのです。
町衆の熱気と活気にあふれ、お施主様それぞれに物語もある、浜松まつりの撮影はとても面白いのです。
浜松まつりでの私の撮影スタイルは「標準ズームレンズ+ストロボ」と「望遠ズームレンズ」の、カメラ2台体制です。
標準ズームの広角端で「凧揚げ会場の雰囲気」を撮影し、標準域で「騎馬シーンや引手の人物写真、集合写真」などを撮ります。
望遠ズームでは「青空にあがっている初凧」や、遠くからアップ目の「お施主様とお子様」を撮ることで写真にバリエーションをもたせます。
最近のお気に入り標準ズームレンズ、ニコンZ 24-120mm F4は、24-70mm f2.8に比べて軽量で、望遠端が120mmと長いので、
広角から中望遠まで、様々なシーンを撮るのにすごく便利です。
撮影内容に合わせ、カメラ機材は「適材適所」が大事。光学性能の良い大三元レンズを使ってもその重さによって、カメラを変える・構えるの取り回しがスピーディにできなければ貴重なシャッターチャンスを逃してしまいます。
Nikon Z6Ⅱと Nikkor Z 24-120mm、70-200mmの2台を2台用ストラップスリングを使い肩から両掛けして凧場を走るので、それなりに体力と脚力も必要です。日々の体作りはカメラマンの日課のひとつ。
ご依頼いただいた2組のお施主様の凧も無事に大空に舞いあがり、カメラマンとしても嬉しい限りです。
初凧に関しては、お施主様それぞれに思い入れ、そして物語があります。
お施主様ご家族のすごく嬉しそうな表情の素敵な写真が撮れたので、お施主様のご承諾をいただき掲載させていただきました。
今回の出会いに感謝いたします。ありがとうございます。
静岡県浜松市の出張写真撮影カメラマン 笑顔を撮るカメラマン 内藤昭太
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