2018年5月4日、浜松まつり 初子さんの出張写真。昼の凧場、夜の初練り撮影をさせていただきました。ありがとうございます!
2018年5月4日、 青空も眩しい昼の勇壮な浜松まつりの初凧揚げ。さらに熱気あふれる夜の初屋さん初練り写真の両方を撮らせていただきました。
静岡県浜松市では生まれたお子様の成長を祈願して、町をあげて凧に初子さんのお名前を入れた巨大な初凧を空高く上げるお祭りがあります。
それが毎年5月3〜5日に行われる「浜松まつり(浜松祭り)」です。
地元の人々や子ども達が、パワフルで熱気あふれる、昼の中田島砂丘横の凧場での凧揚げ。
夜の町内をラッパや太鼓で盛り上げ行進する練りや、初屋さんでのお酒やお食事の接待を楽しむ地元密着型のお祭りです。
当日は青空の快晴で風も強すぎることなく、お施主様の初凧も無事に空に高く舞い上がりました。
お父様・お母様はもちろん、男の子のお子様も小さな手で、大きな凧がつながっている凧糸をしっかり握っている姿がとても頼もしくまた印象的でかわいらしく思いました。
浜松まつりの出張写真の成否の分岐点となる大事な部分です。
浜松まつりの初凧撮影は、「確実にお客様と凧場で合流する」ことが最大のポイントです。
今回の浜松まつりの出張写真撮影のお問合せを頂き、撮影迄あまり日数もなかったこともあり、すぐさまにこちらからご連絡。
すぐに、ご自宅にお邪魔して「撮影に関するカメラマンとしての懸念事項と、浜松祭りの撮影での注意点」をさせていただきました。
1.初子のお子様(2歳前後)とカメラマンとの相性。
2.凧揚げで、陣屋または凧場での待ち合わせ方法。
3.凧揚げで、小雨決行の場合に撮影するかどうか。
1.について。ご自宅迄出掛けて顔合わせしたのは、お子様との相性を確認するため。
人見知りをされるお子様の場合もあり、カメラを向けたら顔を隠してしまう、表情がずっと硬いなどの可能性も想定されます。
なので、はじめての見ず知らずの大人の男性(※自分)と会ってみて怖がらないか? などの確認をその時にします。
万が一に自分の事を受け入れられない場合には、私ではなく他のカメラマン、特に女性カメラマンさんを探していただくようにお伝えしようと考えます。
2.について。施主様とカメラマンとの、凧場での確実なコンタクト方法を考える。
浜松まつりの凧場付近には「陣屋」とよばれる「町内のベーステント」がつくられます。
広大な凧場内で大勢のまつり衆でごったがえす中での「お互いの顔を知らない状況」でのコンタクトはまず不可能ですので、最低でもまず「事前の顔合わせ」、それと「陣屋」にて落ち合うことが条件です。
陣屋も配置マップは会場にはあるのですが、混み合う現地で町の陣屋を見つけるのは大変なのと、また天候によっては初凧の順番が繰り上げで早めになるケースも多々あります。
なので顔合わせ時で結論となったのが「当日は施主様のご自宅に集合で、陣屋まで一緒に移動する」という方法です。
施主様とカメラマンとの、凧場での確実なコンタクト方法でもあるので、おすすめです。
3について。浜松まつりは「雨」との戦いでもある。
浜松まつりは毎年ゴールデンウィークの5月3、4、5日に行われるのですが、必ずといってよい確率で「雨」がふります。
実は今回も、当初3日の予定だった凧揚げが雨で延期になったため、4日の初凧撮影となりました。
カメラマンとして確認しておかないといけないのが「凧揚げが小雨決行」の場合に、「雨でもどこまで撮るか?」をお客様と条件を擦り合わせないといけません。
「小雨」の場合は、カメラとレンズに「レインカバー」をつけて撮影することも可能ですが、「しっかりと雨」の場合には「機材を雨から守る」こともカメラマンとしては考えないといけません。
その「撮影できる/できない」の条件をお客様とすり合わせておかないといけません。
浜松まつりの夜。初屋さんでの楽しい接待と初練りの写真は、カメラマンとして大事な思い出に!
浜松祭りの夜には、施主様がご自宅前にて、たくさんのお酒やお料理を、初子をお祝いしてくださる町の皆さんに振る舞う「接待」が始まります。
宴もたけなわになると賑やかにお酒の一気飲みも始まる「初屋さんの初練り」も撮らせていただき、昼夜ともに浜松まつり(浜松祭り)の大変楽しいわくわくする撮影をさせていただきました。
浜松まつり初練り縁起ものの「樽酒の開き」の写真を撮ろうと樽の前の最前列でしゃがみこみ、超広角レンズ14-24mm f2.8 + Nikon D4でシャッターチャンスを待っていました。
ご挨拶も済み、いよいよ「樽酒の開き」です。
お施主様や祭役員様達の「木槌」をふり降ろすタイミングの揃いすぎが良かったのか、パカッと見事に木蓋が空に舞い飛びました(!)
その勢いで前面で撮影しようとかまえていた自分に「大量の日本酒」がしぶきとなり降り掛かりました(!)
そのお酒で頭から法被ごとびしょ濡れになったのは、たぶん一生忘れないカメラマンとしての貴重な体験です。
「木槌がおろされ、日本酒と木蓋が飛んでくる」大迫力の写真が撮れました。撮ろうと思って撮れる写真ではないのでカメラマンとしては嬉しい限りです。
Nikon D850の超高感度ISO25600撮影で、夜間でもノイズの少ないクリアな写真画像が撮れました!
Nikonの最新の一眼レフデジタルカメラ ニコンD850はISO感度が常用で25600。夜でもほんの少しの灯があれば高感度での人物写真撮影が可能になります。
夜間にISO感度が大きく上げられるメリットとしては「シャッタースピードが早く稼げる」ことが最大のメリットです。
Nikon D850のISOオート感度機能でシャッタースピードを1/120〜160secの下限値に設定します。
すると、自動でISO感度を25600まで適宜アップして、設定したシャッタースピードより遅くならないよう調整してくれます。
光の乏しい暗い夜の撮影でもシャッタースピードが早くなり「被写体ブレ」を抑えることができるため、OK写真の歩留まりカットも多くなります。
Nikon D850なら夜でも確実に写真が撮れることもわかりました。
またISO12800〜25600の高感度でも「ノイズ処理」がうまく目立たないため、想定以上にクリアな写真で納品もでき嬉しく思いました。
実は、夜間の動き回る人物の撮影は初めての体験でもあったので、大変撮影ノウハウ取得の勉強にもなった1日でした。
送ってくださった写真を何度も見たがり、「オイチョ、オイチョ」と言っています。
笛も出してと言ってきます。楽しい思い出になったようです。
ご依頼いただいたお客様からの嬉しいお返事コメントです。
お子様も喜んでいただき、その場の雰囲気を思い出しとても楽しんでいただけているようで、カメラマンとして私も嬉しいかぎりです。
またカメラマンとして快く招きいれてくださった浜松まつり(浜松祭り)「南栄組」の役員さんや町衆・こども達皆様にも本当に感謝です。
ありがとうございました。