浜松市の蒲神明宮にて、男の子の七五三お祝いの撮影をさせていただきました。
静岡県浜松市では、秋の七五三お祝い、753詣でで有名な場所として「五社神社・諏訪神社」や「浜松八幡宮」があります。
今回、七五三お祝いでの撮影をご依頼いただいた場所は「浜松市東区」にある「蒲神明宮」という神社です。
実は、はじめてこの神社にお伺いしたのと、その存在を知ったのは今回が初めてでした。
浜松市の柳通りから、南に入った所にあるのですが、撮影前に下見に訪れた際に「住宅街の一角に、こんな大きな神社があったとは!」と驚きました。
下見時に軽く参拝でご挨拶し、お賽銭を入れようとしたところ、お賽銭を入れるお賽銭箱が見当たらない…。(?)
撮影当日に、神職の方とお話したところ蒲神明宮は「伊勢神宮」と関連があるとのこと。
伊勢神宮の作法に倣い、社殿の中の床にお賽銭入れがあったりします。
蒲神明宮におかれては、神主様が常駐されていない模様です。
御依頼主の方は事前に予約されていましたので、ご祈祷を希望されるかたは事前にご連絡・ご予約ください。
さて、撮影当日はなんと「雨」、しかもザーザー降りの「強雨」!!!
数ヶ月前に撮影ご依頼の皆さまにとって「撮影できる日時は、その日しか休めない、皆が集まれない」など、オンリーワンの日程がほとんど。
なので、悪天候で雨がふろうが、お客様の方からキャンセルのお申し出がなければ、出来うる最大限のご協力・ご相談をして撮影に挑みます。
雨の振る中、蒲神明宮に到着し、ご依頼主様と合流。
車のトランクを開け、傘を片手に、カメラ2台にレンズ、ストロボをセットして、参道を歩きながら「今日は雨ですので、皆さまも濡れてしまうので、外の写真は撮れない可能性もあります。できる限りは対処しますので。」と正直にお伝えします。
こういう雨などの時に、Nikonニコンの一眼レフD850とTAMRONタムロンのレンズは故障などもなく、そこそこ濡れても使えるほど(プール際の撮影で子供に水をかけられても)頑丈ですので、本当に助かります。
拝殿内で神主様にもご挨拶し、カメラマンとして同席させていただく旨をお伝えし、了承をいただきます。
蒲神明宮での撮影NG事項は「神前に向けてカメラで撮らない」とのこと。あとはこちらの配慮としては「祝詞(のりと)」最中はシャッターを切らないことです。
蒲神明宮では、予約することもあり、ゆっくりとご祈祷を受けられますので、おすすめです。
雨の場合は、社殿の軒下など、被写体が雨に濡れずに撮影可能なスペースを見つけること!
さて、七五三お祝いのご祈祷も無事に済み、外での撮影をどうしようかと考え…。
神主様に「大変すみません、今日はかなりの雨なので、しばらくの間、社殿の軒下を撮影用に使わせていただけないでしょうか?」とお願いをして、了解をいただいたことで、撮影が可能に!
ここからは「プロのカメラマン」としての力量が問われます。
「同じような写真ばかり」ではお金をいただけません。
社殿・拝殿の軒下の3方向の雨の当たらない場所をうまく使い、被写体には移動していただきます。
毎回ベストな撮影環境やシチュエーションとは限りません。
現地の状況をよく観察し、テーマを組み合わせ、撮影バリエーションを組み立てるのがプロカメラマン。
カメラマンは傘をさして外から撮ることで、背景のバリエーションや、人物のシチュエーションを数パターンつくってゆきます。
ご家族やご親族みなさまとの集合写真を撮ったら、お子様1人での写真も撮ります。
女の子の七五三衣装は、帯も大事なチャーミングポイントなので、後ろ姿(振り向き)をよく撮るのですが、男の子の衣装も「背中の絵柄」がポイントとなるので撮ります。
衣装の基調のグリーン色が、神社の木々の緑とマッチしていて、いい感じです。
雨に濡れた地面と黄色の落ち葉の色合いも、雨ならではの独特な雰囲気です。
ご依頼主からは、「全部いい写真で大満足です!!毎日見てます。また何かの機会でお願いしたいです。この度は本当にありがとうございました。」の嬉しいコメントいただきました。
ありがとうございます。