出張写真撮影の記録としての「サブカット(建物やお花、風景)」も大事な記憶に。
出張写真撮影の記録としての「サブカット(建物やお花、風景)」も大事な記憶に。
七五三や初宮詣り、ブライダル写真など、ご家族にとっても大事な思い出となる行事イベントでの出張撮影時において、もちろん「人物(主人公、ご家族)」を綺麗に、自然のままに、その瞬間を撮るというのが第一の目的であり、私(カメラマン)の大事な役割です。
私が仕事として御請けする、このような人物出張撮影(ポートレート撮影)において、必ず行っているのが「サブカット(人物被写体以外の写真、2番目の写真)」を必ず記録として撮影するということです。
ご依頼主様からすると「あ〜、こんな写真も納品してある」というような、「おまけ」的な写真ですね。
「記録写真」として、その場の「建物、自然、風景」を撮るのは、納品写真を「1つのストーリー」としてパッケージングする際にはとても重要だと考えます。
静岡県浜松市北区にある「井伊谷宮」にての、赤ちゃんの初宮参りのご家族写真の出張撮影です。
強い雨の振る中、拝殿横の待合室を、神職様にお願いしてお借りして初宮詣りのご家族写真を撮らせていただいたのですが、「雨に濡れた社殿と参道」の写真が1枚あれば、「雨の日だった」というストーリーを思い起こすことができます。
また、1月下旬での撮影だったのですが、境内に目を運ぶと、かわいらしいピンクの花が一輪咲き、その枝には小さな蕾が、自分の咲く順番を待っているではありませんか。
その「一輪の花」を、背景に「グリーン」が来るように、アングルをぐるりと回って探して決め、撮影しておけば「もうすぐに春が来る」という季節感を物語ることができます。
ちょっと話が逸れますが「ブライダル撮影」においても「グラスに注がれるシャンパンの泡」や「テーブルに運ばれる、美味しそうなお料理」、「桜湯の桜」等を、おなじような意味で「サブカット」として必ず撮れるように、様々な事を「見逃さずに、観る」ようにしています。
数百枚になる納品写真データの中のほんの数枚のサブカットですが、小さな脇役として、お客様の思い出を楽しませてくれたらと思います。
今回は、お客様からは、3回目となるリピートの出張写真撮影のご依頼となりました。毎回、お声をお掛けいただいて、本当にありがとうございます。
最初に会った時は、まだ本当に小さかった赤ちゃん。大きくなり、しゃべり、歩き回っている子供としての姿を、再びお会いして見る時は、どのお客様の場合でも毎回「驚き!」です。
そして「嬉しさ」の感情が不思議と溢れるものなのです。
お客様からの嬉しいコメントです。
「今回も、自然で等身大の姿を写していただき、大満足です。
子供たちの思わず笑ってしまうような写真たちも家族から好評です(笑)」