写真の色味は選べます、ウォーム(暖色系)トーン or ナチュラル(自然)トーン。ピアノ発表会の出張写真撮影。
このピアノ発表会は、浜松市中区のクリエート浜松の創造活動室という場所で行われました。
ピアノを設置すると観客席は縦長の配置となりますが、ピアノ発表会のホール会場としても、とても良い雰囲気のお部屋だと思います。
こちらのピアノの先生からは、2回目(2年目)の撮影オーダーとなり、リピートご依頼していただけるのはカメラマンとして嬉しい限りです。
今回嬉しかったのが、前回の撮影後にピアノの先生にお願いしてあったことを、実践していただいたことです。
それは「演奏者の挨拶(おじぎ)を、ゆっくりと」ということです。
ピアノ発表会での挨拶(おじぎ)がゆっくり丁寧だと、観客にはとても綺麗に嬉しく感じるのです。
実際、演奏の場になるとお子様の場合は、緊張感でドキドキのはずです。
観客の前に挨拶に立つと、慌ててしまい、ほんのコンマ何秒での「高速おじぎ」になってしまうケースが多々みられます。
ピアノ発表会の撮影での「挨拶(おじぎ)」は、顔がはっきり見えて、ピアノが背景にもなる、ぜひ撮りたい写真なのです。
室内撮影ではオートフォーカスが合いにくく、フレーミング(構図確定)している間に、おじぎがあっと言う間もなく終わってしまって、結果撮れない(泣)!です。
そこで、前年にピアノの先生に納品時にお伝えしてあったことを覚えていてくださり、今年の挨拶(おじぎ)は、演奏者みんな、とても綺麗でした。
単に「画になる」からではなく、1人の観客として見た時にも、丁寧な挨拶(おじぎ)は、何故か心に残り、嬉しいものなのだと実感しました。
さらに素晴らしいのは、演奏後も同じように、おじぎがゆっくり丁寧だったことです。
「締めくくり」というのは、どんな事においてもとても大事です。
最後の立ち振る舞いで、すべての印象が決定づけられてしまいますので、ピアノ教室の小さな生徒さん達にとってもきっと役に立つ経験になるはずです。
デジタルカメラでは、ホワイトバランスの調整で「暖かい色合い(ウォームトーン)」の色味の写真も可能です。
写真のテイストを決定づける1つの要素として、ホワイトバランス(色温度)があります。
簡潔に言うと「白の基準」を「青く」するか「赤く」するか、または「自然な白さ」にするかで、「クール(涼しげ)トーン」/「ウォーム(暖かい)トーン」/「ナチュラル(見た目のまま)トーン」の写真に調整が可能です。
天気で言うと「青く→朝の澄んだクリアな感じ」「赤く→夕焼けのオレンジ色」「自然な白さ→快晴の日中の太陽の明るさ」です。
写真は「記録(きろく/事実)」という役割がありますが、「記憶(きおく/思い出、イメージ)」という別の役割も持ち合わせる不思議なものです。
自分自身は「リアリティ」を追求するカメラマンですので、レタッチ調整や画像調整で、あまり「イメージを作りすぎない」ようにしています。
「色味をまったく別物に作ってしまう」のではなく、「雰囲気としてのホワイトバランスを調整」して、リアルから離れすぎない色味が良いと思うのです。
今回のピアノ発表会撮影では、リハーサル中に写真を、ホワイトバランスを2パターン変えて何枚か撮ります。
2パターンは「照明の色が暖かい色味(ウォームトーン)」or「自然な見た目(白いものは白く写る)」です。
それを先生に見せて「どっちが良いですか?」とトーンを選んでいただきます。
そうすると女性の方のほとんどは「こっち(ウォームトーン)の方が、素敵!」と、ウォームトーンを選んでいただきます。
撮った写真が、先生や生徒さん達の「大事な思い出/記憶(きおく)」となってくれたらこんなに嬉しいことはありません。
デジタルカメラの、RAW現像における、ホワイトバランス(色温度)の比較写真
参考としてデジタルカメラの、RAW現像における、ホワイトバランス(色温度)の比較写真です。
左から「青い」「自然」「赤い」の色味となります。
それぞれ「朝、冬の朝のイメージ」「昼、日中の晴れのイメージ」「夕方、西日の夕陽の暖色に包まれるイメージ」と、ホワイトバランスを変えるとイメージが変わるというより、写真のから受ける印象はもちろん、意味すら大きく変化するのがわかります。
RAWデータ撮影しておけば、現像時にこのホワイトバランスを調整することができます。
静岡県浜松市の出張写真撮影カメラマン
笑顔を撮るカメラマン フォトぱぱ〜ん内藤昭太
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