浜北文化センターにて、ピアノ発表会の出張撮影をお請けさせていただきました。
浜松市浜北区の「浜北文化センター 小ホール」。小ホールと言っても座席数も多めで、舞台も広いやや大きめのホールです。
はじめてお伺いするホールなので、開場の1時間前には現地入りして、観客席側から舞台を見てロケハン(ロケーション・ハンティング=どこからだと、どのように見えるかの実地見分)を進めます。
どの場所でカメラマンが撮影ポジションを決めて撮影してよいかを、ピアノの先生ともお話しながら決めていきます。
撮影可能なポジション「観客席の中央最前列に着座固定」か「観客席の後方〜最後列」「観客席最後尾の通路で立ち位置撮影」のどれかです。
ピアノ演奏が始まってしまうと、観客の邪魔をしてはいけないので、カメラマンがあちこちカメラを持って移動することは避けた方が無難です。
なので、ピアノ発表会での演奏者の撮影は、基本は「カメラマンは、1つのポジションに固定」して、同じ場所から静かに撮影します。
撮影可能なポジション「観客席の中央最前列に着座固定」か「観客席の後方〜最後列」「観客席最後尾の通路で立ち位置撮影」のどれかです。
観客が多くほぼ観客席が埋まって「カメラマンがほぼ動けない」ということは、撮影する構図やアングルを事前に確定しておかなくてはなりません。
カメラマンの考え方や、撮影依頼者(ピアノの先生)の好みもあるのですが、今回は、ピアノと演奏者が真正面に見える直線上、舞台見て高い位置にある2階席の最後列から、立って撮影することにしました。
ピアノ発表会の撮影ポジションは「ピアノの前に座った演奏者の手元と鍵盤が見える位置」です。
そうすると「演奏者の横顔が見え、ピアノの鍵盤とそれをたたく手指も見える」という構図になります。
個人的にお勧めしているのは「鍵盤をたたく手」が見えているほうが、臨場感・音が聞こえてくるような写真になると考えているからです。
また、ピアノの先生のお話を聞くと「演奏中の鍵盤を押す、手の形の綺麗さ」も「ピアノ演奏者(生徒さん)の表情が覗える」のと同様に重要視されているので、「鍵盤と手が見える」写真を撮ることが大切です。
ピアノ発表会の撮影ポジションで、もう1つ大事な要素は「カメラの高さ(ハイレベル)」です。
撮影ポジションが決まったら、あとは「カメラの高さ」が大事なポイントです。
舞台上のピアノ設置面の高さとカメラの高さが同じだと、いくら「真横」にいたとしても、「鍵盤」が低いため、鍵盤(白鍵黒鍵)が見えません。
今回の会場のような「観客席が段々」になって、後方の高さがある場合ですと、なるべく後方に行って「望遠ズームレンズ」を使用します。
なので、の天板が広くに足が乗せられ安定性のある脚立を持ち込みして、その上に自分が立ち、約220〜270cmぐらい高さ・ハイアングルから、やや見下ろすような形で撮影します。
そうすると「ピアノの鍵盤と演奏する手」が写るようになります。
今回の「浜北文化センター 小ホール」は、高さのある2階席がありましたので、距離は舞台からかなり離れますが、そこに撮影ポジションを決定。
ただ、距離が遠いため、70-200mm望遠ズームに1.4倍のテレコンバーターをつけ、98-280mm相当に倍率を増やして望遠メインレンズとして使用。
もちろん、さらに距離が遠くなる場合もあるため、150-600mm超望遠ズームレンズも持ち込みします。(2022年現在は、70-200mmに2.0倍テレコンバーターを使用しています)
納品後に、お客様からの嬉しいコメントもいただきました。
ご依頼いただいた、ピアノの先生からのコメントです。
どれもとても素敵なお写真ばかりで感激しています。
早い時間より足を運んでいただき、会が延びてしまったにも関わらず、
良心的な対応をしていただき、本当にありがとうございます。
静岡県浜松市の出張写真撮影カメラマン
笑顔を撮るカメラマン フォトぱぱ〜ん内藤昭太
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